利用者の皆さんとの接客は本日までとなります。
利用者の皆さんは、お客さんからの言葉に喜ば
れたり、目線を傾けたり、それだけでなく
感動とチケットをお届けしながら過ごしました。
職員も、たくさんのことを感じさせて貰って
います。では作品のご紹介です。
小河 大記さん
「音楽しむのが大好きな小河さん。ペットボトルに
染め粉と小さい布を入れて音を楽しみながら振り
ました。布にアレンジした模様は、小河さんがビーズ
やビー玉を置いてくれた所を輪ゴムでしばって出来た
ものです。染めた後の布をドライヤーで乾かすのも
大きな楽しみの1つです。スイッチを自分で切り替え
ながらモーターの動きや音を楽しみました。完成した
布を使ってランチョンマットとコースターを作り
ました。1つ1つの布のデザインはもちろん色や濃淡
から「小河さんならでは」の動きを感じてもらえたら
と思います。」
(昨日、みんなで活動体験をしています。詳しくは12/3
のブログをご覧くださいね!)
塩川 朝香さん
「通所間もない塩川さんの“好き”を一緒に探すこと
から作品作りを始めました。音楽を聴いて一緒に
身体を動かしたり、タンバリンを叩いたり。そんな中
ご家族の方からの「キラキラが大好き!」の情報を
頼りにキラキラするものを集めました。鍋蓋のうらに
ビーズをだして音を楽しんだり、反射するキラキラを
見たりする中で、手に持って握って離さなかったもの
等塩川さんのお気に入りを選りすぐりました。今回は
感触も楽しめるジェルマットを作ることにし、
その中に選んだものを入れました。塩川さんが選んだ
輝く世界、写真で少しでも伝わればと思います。」
上原 健太郎さん
「今年も資材の中から毛糸や糸を1番に手に取った
上原さん。お好みのものを選んでは手でつかみ、高く
腕を挙げて糸を伸ばしながら毛糸玉をほぐしていき
ます。何種類もの毛糸を用意しましたが、同じ毛糸
でも何度も選ぶ時や、色を変え違う種類のものを手に
することもありました。作品は、選んだ順に並べて
いますので、上原さんのその日の気分や、好みを
感じていただけたらと思います。配色や長さの違いに
もご注目下さい。」
原野 直樹さん
「木で作品を何度か作っている原野さん。今年も木を
手に取り上に上に積み上げていきました。今年の
テーマは「船」!原野さんはこう語ります。
『最初は長い木を選び、次に選んだ木を上に上に重ね
ていく。船には名前はまだない。一番大きな船は、
6人ぐらい乗れる。一番小さい船には、3人ぐらい
乗れるかな。一人乗りの船もある。中には、荷物を
運んでいる船、機械を積んでいる船もあるけど、
残りの船には、人が乗っている。船には、すべて
煙突がついていて煙がでている。船がどこへ行くか
は決まってない。頼まれればいつでも船を作って
あげられるよ。』」
岡本 直樹さん
「岡本さんは、好きな言葉を言いながら「〇」の
模様を描き〇の上に〇をどんどん重ねていくのが
スタイル。ある日ピンクのペンで「カービイ」と
言いながら〇を描いていたのをきっかけに作品
作りを始めました。なんと岡本さんが描いている
〇だけで、カービイは表現出来るのです。いろんな
大きさの〇を重ねて大好きなキャラクターを表現
しました。今回は岡本さんの会話にもよく出て来る
「カービイ」「デデデ大王」「エスカルゴン」の
3つに挑戦。パソコンで実物を確認しながら得意
の〇で仕上げた作品です。本物と見分けがつく
でしょうか。」
鳥越 裕紀子さん
「日頃から投げることが大好きな鳥越さん。今回は卵
の殻に投げて色をつけました。たくさんの絵の具の中
から最初に青色、その後エメラルドグリーン→ピンク
→黄色を選びました。ジップロックに卵の殻と絵の具
ビー玉を一緒に入れ、投げて楽しみながら色を付けて
いきました。台紙となる和紙に薄めたボンドを塗った
らキャンバスの完成です。色のついた卵の殻を勢い
よくキャンバスの上に投げました。職員の手の中に
ある色づいた卵の殻をトントンとふるい落としたりも
しました。鳥越さんの投げる姿をイメージしながら
ご覧くださいね。」
織田 量子さん
「好きな言葉をよく口にしている織田さん。その中の
1つである“雨”をテーマに作品作りを始めました。
まずは、雨粒作りです。プラスチックの板を雨粒の形
に切り抜き、色を付けていきました。「雨、あめ」と
口にしながら塗りました。傘づくりでは、透明な
ビニール傘にマジックを何色も使って塗りました。
織田さんの手法は、線が重ねり合って出来る連続した
模様です。織田さんらしさあふれるタッチで塗り上げ
ました。傘の柄や先にもご注目下さいね。この傘が
あればますます雨の日が楽しくなりそうです。」
高橋 哲郎さん
「文化祭の話し合いが始まると「本が作りたい」
「ブランコに乗りたい」「水戸黄門になりたい」など
やりたいことが沢山あった高橋さん。高橋さんのやり
たいことや好きなことを少しずつギュッと詰め込める
のではないかと、本を作ることに決めました。水戸
黄門の衣装づくりでは、生地を選びボンドを使い衣装
に仕立てました。出来上がった衣装を着て、大好きな
黄門様に変身し写真を撮ることにしました。その姿で
ブランコにも乗りました。それらの写真を使って
高橋さんが手に取りやすい大きさの絵本に仕上げまし
た。構成は高橋さんが考えています。大好きが詰まっ
た1冊です。」