11/30(木)文化祭4日目!

文化祭を開催するにあたってたくさんの方に

ご協力をいただきました。お花はご家族の方が

植え付けて持って来て下さいました。

植木鉢や多肉植物。それだけでなく、資材や

紙袋に至るまで、文化祭が開催できたのは、

多くの方のお蔭さま だと思います。

 

 

 

曽我まなほさん

「いろいろなことに挑戦する中、最後まで選んで

使ったのは彫刻刀でした。手ぶくろを自分でつけ

たら準備完了。最初はゴムを削りましたが、縦に

挿すことが中心でしたが、一緒に使い方を確認して

いくうちに、やわらかい木でも、下から上へ削る

ことが出来るようになりました。選んで掘り続けた

素材は「石けん」です。掘ることが中心でしたが

そのうちに自分で削ったり、粉を彫刻刀ではらった

り、優しい手つきで掘り進め、石けんはどんどん

形を変えていきました。三角刃や丸刃等使うもの

も日によって違うので見る位置や角度によって

見え方も様々です。」

 

 

 

槇 世光さん

「文字を書くことや新聞が好きな槇さん。最初は

紙や布に文字を書くことから始まりました。一緒に

書いていく中で、最後まで手にしていたのが習字の

筆!そこで今回は「習字」がテーマに決まりました。

小さい半紙から書くことを始め、一人で筆を持って

もらい、思うままに筆を走らせてもらいました。

ある時は車椅子から降りて、床に大きな紙を敷き、

大きな筆で書いた日もありました。自分が書いて

浮き上がる墨の形に目線をむけて、1文字ずつを

仕上げています。長い紙に何文字も書き上げたの

で、全部お見せしたくて巻物に仕立てています。

槇さんならではの作品をお楽しみください。」

 

 

 

佐藤 光桜さん

「手触りを感じてもらうことから始めた作品作り。

紙粘土の塊を少し渡すと手を洗うように、両手で

伸ばされ始めました。粘土が伸びて、手の平から

出た部分がちぎれて、ぴょんと下に落ちたら伸ばし

終わりのようです。手の中にある長く伸びた粘土は

トレイの上に置いて完成。それから左手を差し出

して「ください!」と言われました。その繰り返し

で何本も作っていき、完成したものの半分は、マー

ブリングで色を付けました。粘土が乾燥したら佐藤

さんの得意な「入れる」でツリーの形の土台の入り

口を確認しながら一本ずつ入れていきました。

手の平から生み出された愛嬌のある形。一本一本を

じっくりとご覧ください。」

 

 

 

 

登森 美香さん

「いつもお菓子の袋をくしゅくしゅと触って、手触

りを楽しまれている登森さん。袋にはこれまで過ご

した時間がつまっています。「お菓子の袋がこんな

にやわらかく変化していくんだ」ということを

作品を通じてご紹介したいと思い、ご自宅にある

袋も持って来ていただきました。ひだまりいろで

くしゅくしゅと触って楽しんだ袋も使ってタペスト

リーに仕上げています。袋の順番は、登森さんが見て

触って選ばれたデザインになっています。毎日何気

なくしていることの積み重ねの先に、想像以上の

変化があることも感じていただけたらと思います。」

 

 

 

髙見 蓮斗さん

「去年の文化祭からしたいことが決まっていた

高見さん。「オレにはこれしかねえ!」それは、

仮面ライダーの変身を皆さんの前で披露すること。

ケータイ電話のメモにオリジナルの台本を書き、

悪者の配役を職員に依頼しました。変身ベルトは

自前の道具。剣とスカーフは自分で作りました。

職員がセリフを間違えたり、当日急なハプニングが

起こっても、「僕がなんとかするから」といつも

話されていました。音響は時間がかかっても自分で

したいと、外出企画で購入したブルートウースの

スピーカーを持参しました。当日は、思い切り楽しみ

たいとの言葉通り、最高のステージになりました!」

 

 

 

 

清水 陽介さん

「大阪で見た「岸和田のプラネタリウム」を作り

たいと作品づくりをスタート。段ボールはエディ

オンに取りに行きました。自分で想像した設計図

を元に、まずは段ボールで土台部分を。天井部分

は、ネットを貼り、その外側に和紙を貼っていま

す。外側の天井部分には、自分で描いた絵を

貼りつけたら最後は星くずの演出です。黒い紙に

キリを使って穴をあけたもの。さらに、自分で

デザインした型をカッターで切り、カラーセロ

ファンを貼って仕上げたものの2種類です。完成

した日にプラネタリウムの中でコーヒーを飲み

ました。皆さま星くずの世界お楽しみ下さいね。」

 

【室内】

 

 

 

大室 光生さん

「いろいろな素材を触ることからスタートした作品

づくり。何よりも1番に手にするのはナイロン手袋

でした。触ったり、伸ばしたり、破ったり最後まで

ビニール素材を堪能した後ラップの芯の中に力強く

入れていきました。ナイロン手袋のナイロン部分に

も種類があり、日によって選ぶものも違います。

目玉のシールを手にすると、自分の指でつまんで

ナイロンに貼ったり手を揺らしてシールが剥がれる

瞬間を職員がキャッチしたりと、やりとりを楽しん

でいくうちに、作品に表情がついていきました。

1つ1つが今にも動きだしそうな作品に仕上がっ

ています。」

 

 

 

大橋 聖さん

「大橋さんが使いたい素材を道具にしようと、

いろんな資材を準備しました。素材を選ぶ時は手

を伸ばし、1度手にすると放さずに握っています。

大橋さんの選んだ素材と絵の具の色。握力や引っ

張る力が強いので、ギュッと握って出た絵の具の

上に素材をのせて色づけをし、スケッチブックに

はさんだ後は、大橋さんのタイミングで引っぱり

ます。一気に引っぱっる日もあれば、ゆっくり

少しずつ引き出す日もあり、大橋さんの動きに

合わせてきれいな模様が出ています。その時

選んだ素材とその時の色の出す味わい、ぜひ

感じて下さいね。」

 

できごと

前の記事

変化していくもの。
できごと

次の記事

ゆずりうけたもので