早いもので利用者の方とのお出迎えは
今日までとなります。昨日までになんと、
62名もの方がひだまりいろにいらしてください
ました。
ひだまりいろの毎日が、豊かであたたかいのは
つながっている皆さまとのやりとりの中で、
それを感じさせてもらえるからなんだと
改めて思います。では作品紹介に入りますね。
砂田 真紀さん
「タブレットで輝くツリーを見つめていたとこ
ろから作品づくりが始まりました。選んだのは、
触るとふわふわとした優しい感触の白いレース。
ツリーの土台にのりに浸したレースを巻きつけて
いきました。手にのりが付いても放さず指で持ち、
くるり1週巻き終わるとそっと離して節目を教え
てくれました。選んだビーズは1粒ずつ、視線と
まばたきとで上下左右を合図され置く場所を決め
ていきました。最後の1粒を置き終わった時、ギュ
ッ~と目をつむって仕上げたことを伝えられ、力
いっぱい作りあげたことを感じさせてもらいまし
た。」
見高 愛梨さん
「石けんを手にするとすぐに鼻のところへ持って
いき、香りを楽しんでいた見高さん。いろんな
種類の石けんを集めて香り比べをしました。中で
もグループフルーツの香りと牛乳石けんの香りが
特にお気に入り。そこで牛乳石けんを作ることに
挑戦しました。無添加石けんを砕くことからスタ
ート。木ずちを音楽に合わせて叩いたり、石けん
を入れた袋を床に置き、その上で友だちと楽しみ
ながら過ごして砕いたりもしましたよ。自分で
買って来た牛乳を砕いた石けんに混ぜて型につめ、
乾燥させたら完成です。とっても良い香りです。」
上原 健太郎さん
「感触を楽しんでいたのが綿だったので、羊毛
フェルトも触ってみると、指先を使ってひとつか
み。その後はそっと下に落とします。全ての指を
使って力強く引っ張ったり、親指と人差し指で
つまんでゆっくり優しく引くこともありました。
落とすことも好きなので、ガチャ玉に両面テープ
を貼り、指先を使って自分ではがした後、羊毛
フェルトをその上に落としたり、箱の中に入れて
手を伸ばし転がして付けていきました。上原さん
がアイパッドで見ていた宇宙のイメージで仕上
げています。羊毛フェルトの毛先までご覧くだ
さい。」
鳥越 裕紀子さん
「今年の外出企画で渋川水族館に行きました。
お土産に“タコのぬいぐるみ”を選んだ鳥越さん。
帰ってからご家族の方より「タコが大好き」と
伺ったことをきっかけに、今年はタコ作りに
挑戦しました。ガーゼ生地を袋に入れて、得意
の“投げる”で色を付けていきました。友達や職員
と袋を投げ合って楽しんでいる間に、袋の中では
ガーゼに色がついていきます。その日選んだ色を
入れて投げて付いた色はタコそのもの!?組み合
わせるとより一層タコらしさが感じられました。
ガーゼ1枚1枚の色やかすれ、風合いも合わせて
お楽しみください。」
関 英太郎さん
「金属が好きな関さん。よく手にしているプル
タブを手に取っていたので、それを使って作品
づくりを始めました。ある時プルタブを4つ
ほど並べていたので、しばらくそれを続けてみ
ることに。プルタブを触れる日、触るのが難し
い日、やりとりを楽しまれ一気に並べる日も
あり、それを繰り返してきました。指さしで決
めた配置にスタッフの手を介してプルタブを置
いていくことも多く、やり取りを続けていく中
で目の前のプルタブも積み重なっていき、いつ
の間にか層になり、今の形になりました。」
加藤 雅大さん
「外に出向くのが大好きな加藤さん。空や公園
の写真を撮ったり道々のお花を摘んだり、ぽけ
っとの花も買いに出かけました。花には毎日
愛情込めて水やりをし、大切に育てました。
摘んだお花はいつも花先の部分。帰ってから
シリカゲルのタッパーに一つ一つ入れて乾燥
させ保管しました。このお花をどうしようか
と相談している時、以前活動で作ったたサシェ
を思い出した様で王冠を選んで伝えてくれまし
た。ろうそくを慎重に溶かして型に丁寧に流し
入れたら、自由にお花を並べて仕上げました。」
隈澤 歩さん
「「応援する!応援っていいよね。」と伝えられ
ていた隈澤さん。普段から応援歌やスポーツの曲
が掛かると大きな声で応援するのも大好きなので
「色んなことを応援する文化祭」に決まりました。
まずは、創志学園VS米子北の試合を見に行くこと
になり、当日は両手に1つずつ応援グッズを持ち
腕を振ったり声を出したり一生懸命応援しました。
その姿を見て創志学園応援チームの方が応援
グッズのタオルをプレゼントしてくれたので
そこからはタオルを持って応援しました。野球の
応援だけでなく、この期間は、友だちが文化祭の
準備を頑張っている姿を応援しています!」
西山 巧真さん
「歌、音楽が大好きな西山さん。「音楽で作品
が作りたい」と伝えられ、まずは、アカペラで
色々と歌ってみることになりました。自分の言葉
を歌詞にのせ口にしていきました。歌詞にリズム
をつけて一緒に楽しんだり、リズムに乗せて口ず
さんでいくうちに、自然に曲が完成していきます。
途中までの歌詞は覚えており、続きから新しい歌
詞を加えていく作業を繰り返してきました。自己
紹介や歌を好きになったこと等もラップのように
口にし歌詞に盛り込みました。何度も何度も練習
を重ね出来上がった唯一無二の曲です。曲の中に
好きな歌が5曲入っています。」