12/3(金) 文化祭5日目!

コロナ禍でもあり、時間を区切って少人数で

のご案内を実施しています。来所して下さっ

た方にはご無理もお願いしておりますが

ご協力いただきありがとうございます。

利用者の皆さんと一緒におもてなし出来る

のは、とても嬉しい時間です。作品を見て

涙を流して感動して下さる方が1日のうちでも

お一人ではないこと、それにまた皆で感動して

います。土曜日は、空きもございますので

ぜひ作品を実際にご覧になりたい方は

ご連絡くださいね!

 

では今日の作品紹介に入ります。

 

上原  健太郎さん

「寒い時期になると着ている上着のファスナー

を自分で下げている上原さん。沢山ある

ファスナーを差し出してみると右手でゆっ

くり下げられました。その後、自分で床に

落としたため、布を敷いてみると自分で狙い

を定めて投げる姿がありました。赤いファスナ

ーは同じ場所に、それ以外の色はランダムに、

色に関わらず投げる日もありました。自分で

手に持たなかった固いファスナーも、何度も

繰り返す“一心に下げる”動きを重ねていた

ある日、自分で手を伸ばし下がるまで

チャレンジされるようになりました‼何本もの

ファスナーが幾重にも積まれた作品です。」

 

関  英太郎さん

「金属が大好きな関さん。今年もたくさんの

金属の中から好きな部品を手に取り、板の上に

並べていかれます。缶や、金属の板なども提案

してみましたが、選ばれたのはクリアの板でし

た。お気に入りが見つかると、そればかりを

置いていくようになりました。関さんの法則が

あり、2つずつ手に取り、隙き間を埋めるよう

に置いていきます。途中からは、離れた場所に

も置いていかれるようになりました。並べ方や、

選んだパーツ、そのまとまりも、お楽しみいた

だけたらと思います。」

 

片鍋   宏介さん

「文化祭の話し合いを始めてから片鍋さんと

いろんな時間を過ごして来ました。一緒に聞い

たり、見たり、触ったり、外へ出向いたり。

その過程も作品の1部。時間をかけて決めた

のは心地よい灯りを感じられるようにと行燈に。

開所当時、片鍋さんの竹の作品を手に取って

家に飾って下さった、お隣りの毛利さんから

いただいた「ひょうたん」を使いました。デザ

インを見てもらうと、穴の少ないものが良いと

目線の先で伝えられました。職員と一緒にドリル

を使い振動を感じながら穴をあけていきました。

その後、ドライフラワーを触る中で花びらが

落ちたところに穴をあけ、手元に残った花びらは

そのままラミネートし、ひょうたんの演出に使っ

ています。優しい光は片鍋さんならではの

デザインです。」

 

岡本   直樹さん

「友達の名前や職員の名前、ディープインパクト

やキタサンブラックまで競馬に関する馬の名前、

ゲームや興味ある事柄まで、一言につき一筆

書いていくスタイルが魅力的。今回は紙やキャン

バスではなくアクリル板に描くことに決まり

色鉛筆の線などが残りやすいよう、アクリル板

にヤスリをかける事から始まりました。画材を

選んだ後は、職員とコミュニケーションを

楽しみながら一筆一筆重ねていきました。

インパクトのある線、見えるか見えないかの

細い線、一つ一つの重なり合いがコミュニケー

ションの痕跡として残っています。」

 

須藤    智也さん

「学校時代から「歩く」機会を重ねられて来た

須藤さん。その楽しさを知っているからで

しょう、今でも歩くことが大好きです。今年

初めての文化祭。好きなことをきっかけにと

まずは職員と一緒に景色を楽しみながら歩く

時間を持ちました。半月ほど続けた後から

いよいよ作品作りをスタートしました。様々な

素材を指先でちぎったり、つかんだり、こね

たり。須藤さんは愛でる様に素材の感触や音

までも楽しみます。一番楽しんでいたのが

新聞紙。毎日の活動では、それを思いっきり、

楽しむことを続けてきました。「楽しむ」という

営みが詰まった作品です。」

 

 

小林   佳介さん

「資材の中で「じゃばら」のものを選ばれ手に

取ると、まるでギターを弾くように、小林さん

ならではの方法で音を出されています。そこで

大きなギターを持ってもらい、楽しむ時間を

持ちました。弦ではなく、板の部分を引っ掻い

て音を出されます。そこでじゃばらの箱を

ギターに見立て、思いのままに音を奏で、その

感触を楽しんで貰いました。いつも持参する

ペットボトルも、親指をそれに押し当てて音を

出されます。毎日触ることで形に変化が起こり

小林さんの奏でる音も変化していきます。音を

出すときに小林さんが指を使ってついた跡それ

が、ここまでの時間の形です。ぜひ、ご堪能

くださいね。」

 

隈澤 歩さん

「クイズ番組が、大好きなので「ピンポン」

を作りクイズ番組の解答者になりたい!と

伝えられた隈澤さん。今回は、紐を引っ張る

と布がハラリと落ちて❓が飛び出す帽子を

作りました。❓の形に切った段ボールに赤い

布を裂いてその周りにグルグルと巻いてい

ます。その時に出た糸くずは〇の部分に黒の

糸は棒の部分に巻いています。クイズ大会

当日は1問ごとに力を入れてひもを引き、

「ピンポン!」と言葉で伝えます。大好きな

加藤さんとの対決を希望し、友だちに応援し

てもらいながら答えを発表しました。BGM

はもちろん、タイムショックです。」